【PICUP】

「何だ，栃木弁ってカッコいいんじゃん」って思いますよね。
「言葉をアタマのビートにのせるか，ウラのビートにのせるかで全然カッコ良さが変わりますよ。ウラの方が栃木弁の面白さが引きだせるんです。僕たちの方法論の究極型のつもりです。『生きる』をつくった時点で，自分たちが目指してた『言葉派』っていうジャンルは確立できたかな。テコの根底にあるのは，良識とは何ぞやってこと。ドラマに包んで何かを掘り返してみれば，『あっ，こういうことが言いたかったんだ』っていうものにしてます。『お気楽サンデー』の歌詞中のドーナツ化現象としての地方都市みたいなものが描かれている音楽はなかったんじゃないかな。アメリカンアニマル的な車社会って何だろうってところを揶揄して。う〜ん，社会に対する怒り，笑いも同原だと思うけど，それを鋳型にして栃木弁ってのをトロトロって流してできたのが多分テコなんだよね」
栃木県の人にメッセージをお願いします。
「東京から100Km違うだけで，言葉のアクセントがこれだけ違うということは全然違う音楽が生まれ得るということ。小さな田舎町から生まれたブリストルサウンドみたいに。（月刊タウン情報MONMIYA８月号（株式会社新潮プレス））

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